日記「愛のソレア」



第18話 冷たい頬…(10月21日放送)
  ♪あなたのことを深く愛せるかしら♪今回のサブタイトルをみて、スピッツの「冷たい頬」を思い出しました。まあ、それだけなんですがね。
  洋一が逝ってしまった。洋一は知子の願いに応じて抱きましたが、それは美保と分かれたこと、そして知子を愛する努力をするつもりでいることを、体で伝えるためだったと思うのですよ(以前は、抱くことを拒否しましたからね)。心はまだ完全には知子に向いていなかったけど、彼なりの出来る限りの優しさ、思いやりだったはず。それが、知子にはまったく届かなかった。それどころか、体をあわせることで、心がまだ自分の元へ戻ってきていないことを再確認させることになったのかもしれない。人間とは感情の生き物ですから、あの大恋愛をそう簡単にはすっぱり忘れることは出来ないですよ。これからの知子と恭一との生活を通して、ゆっくりと2人の関係を再構築する必要があったんです。でも、知子はそれが我慢できなかった。相手を思えば思うほど、相手を傷つけていく。このドラマ内では普遍の原理。
  大事な人を亡くして初めて自分の行動を省みる人々―凛子、洋一の両親―と心に向き合う人―久我―。遅いなあ、遅すぎる。このドラマは、結局のところ、どこまで行ってもエゴとエゴのぶつかり合いで、その争いの終わりは誰かが自分のエゴを押し殺す以外にやってこない。そのことに気がついたのは洋一(半田健人)と美保(前田綾花)だけ。そして、彼らは別れた。なぜこの2人は別れないといけなかったのだろうなあ…。単純明快「洋一には家族がいたから」理屈では分かっているのですが、感情がそれを認めないのですよ。美保と洋一は己のエゴで周囲の人々を結果として傷つけましたが、それでも、僕は彼らがエゴの最大の被害者だったと思えて仕方がないのです。散々エゴで傷つけられた上に、己のエゴも放棄しなくてはならなくなった。4年前は身分の差を振りかざされて、そして今は家族を振りかざされて。何が不徳で、何が正しいのか?家族とは何で、絆とは何なのか?親が願う子の幸せとは何で、本当の幸せとは何なのか?洋一と美保の別離のシーンを見ていて、様々な疑問が湧いては消えていきました。洋一と美保は重くて厳しい罰を受けなくてはならないほど罪深い2人でしたかね…。出会わない方が幸せだったのかなあ。僕には答えが分からないです。
  半田くんのベストショットは美保との別離のシーン。切なくも悲しい、よい表情をしていたと思います。このドラマを通して半田くんは台詞回しがとても上手くなりました。555の頃は長台詞が苦手そうだったのですが、「愛のソレア」ではかなり安心して聴けるようになりました。また、ベッドシーンやキスシーンを20歳という年齢で経験したことは、必ずやプラスになると思います。僕は、青臭くて不器用だけど、一途で真っ直ぐな洋一が好きですねぇ。非常に良い役だったと思います。半田くんがお坊ちゃん役もはまるという新たな発見もありましたし。半田くんの演じる洋一、とても良かったです。お疲れ様でした。
  僕は、荻野目慶子編になっても「愛のソレア」の視聴は続けますが、半田くんの出番の終了とともに、この日記「愛のソレア」も終了いたします(過去ログは残しておきます)。青臭い駄文を垂れ流しましてすみませんでした。ではでは、これにて幕。

第17話 壊れていく妻(10月20日放送)
  さすがに「おろしてくれ」とは言ってはいけないですよねぇ。立派な殺人ですから。あの局面で、「おろす」という発想が思いつくのは男だからですね(男ならば、誰もがそういう発想を持つという意味ではないですよ。思いつきやすいということです)。やはり女性とは違いますよ。自分の体とは離れており、命を実感を出来ませんから。ただ、洋一(半田健人)の言うように、離婚するつもりでいて産めというのも無責任だというのも分かるのですよ。彼は、自分の手を汚してまでも美保と結ばれる道を選んだ。堕胎をすすめることは決して褒められませんが、洋一の覚悟は買いたいなあと思うんですね。脱・坊ちゃんの一歩。ここが複雑なところなのですが、そうは言っても、知子を堕胎させる道を洋一と美保(前田綾香)が選択すると、この2人を今までのようには応援できなくなるなあと思っていたんですよ。だから、この2人がその道を回避してくれたことは嬉しかったです。彼らには、結果として人を傷つけてしまうことがあったとしても、意図して人を傷つけてほしくないんです。
  問題の知子ですが…。知子を追い詰めてしまったのは洋一と美保ですが、あそこまでされてしまうと、お互い様かなあと思うんですね。知子の様子を見た限りでは、あれは精神が崩壊したわけではなく、正気ですよね。知子の行為は凛子(松下萌子)の指摘どおりだと思いますよ。あの瞬間、彼女は母親ではなく、そして妻でもなかった。女でしたね。そこに洋一への愛情はなく、女としての意地だけが残った。知子は可哀相だとは思います。しかし、この件で以前ほどはそうは思えなくなりました。
  久我ですが、彼が言葉を発すれば発するほど、彼に対する好感度がグングン下降していきます。どんな形であれ、久我は浮気をしていることに変わりはありませんから、彼が美保を洋一との件でいさめるのは引っかかります。また、美保を思ってといっていますが、言葉の端々から、自分自身のためという本音が滲み出ています。うーん、僕は久我のことを真っ直ぐには見られなくなってますね。
  洋一パパとママですが、それぞれの洋一との個別面談は良いシーンでした。初めて、彼らから洋一への愛情を感じたかもしれません。洋一への愛情が己の目を曇らせ、その結果として洋一を追い詰めていくことになった。洋一パパとママの罪は重いという思いは今でも変わりませんが、このシーンのおかげで、洋一パパとママ彼らそのものはポジティブに捉えられそうです。罪を憎んで、人は憎まずというヤツですね。これまでは、人も憎んでましたからね(笑)
  凛子は…。もういいです。せっかく収まりそうだったのに、それを狙ったかのように暴れだす。本当に洋一のことを思ってるんだろうか?凛子がやっぱり癌です。
  半田くんのベストショットは、美保との密会シーン。特に「仕方ないって、どういうことだよ」のところ。これまでも感じてたのですが、半田くんは美保とのシーンで特によい表情を見せますよね。洋一パパとの個別面談も良かったです。今回は全体的に台詞回しがいい感じだったと思います。

第16話 妻の直談判(10月19日放送)
  家族という縛りさえも、美保(前田綾花)と洋一(半田健人)の絆を裂くことができないわけですね。冒頭の密会場面で洋一が別れを切り出しましたが、あのとき美保が洋一を呼び止めなければ終わっていたかもしれない。そして洋一が知子をあのとき抱いておけば、問題は収まっていたのかもしれない。でも、あの程度で美保が洋一を諦めきれるのならば、そして、洋一があそこで知子を抱きしめられるほど器用ならば、ここまで問題は膨れ上がってないですよね。あの一途さや真っ直ぐさが洋一や美保の美点であり、厄介なところでもある。もし美保と洋一がもっと器用ならば運命は変わっていたかもしれない。でも、僕はそんな不器用な二人が愛しいのです。
  知子がなりふり構わないようになってきたのが危険ですよね。最後に判明した新たな腹の中の子も、愛のしるしというよりは、洋一を繋ぎとめておく楔としか見ていないですよ。彼女の心境を考えたら無理もないのかもしれない。ただ、このような形で洋一を繋ぎとめたとしても、これまでの3年間がそうであったように(彼女自身も言っていましたね)、これ以後も洋一は抜け殻であり続けますよね。そうなると、何が幸せなのか分からなくなってきます。周囲の人々が吐いた嘘によって生じた歪がここまで大きくなり、洋一や美保だけではなく、知子をも苦しめる(未だに凛子は嘘をベラベラとついてますね。許しがたい)。凛子(松下萌子)を筆頭に、美保と洋一の仲を裂こうとした人たちの罪は重いなあと思うんです。
  久我は美保に対するスタンスが4年間で変わりましたね。以前までなら、美保が去っていくならば、それはそれで良いと、美保に本気になってないようにみえたのですが、今は本気ですね。彼は、何かとお金や恩のことを持ち出し、美保の足元をみている印象があります。いやらしいなあ。久我が美保を落としたのも、洋一の死を受け入れなくてはならず、そのために美保の心が弱っていたそのときをついたもので、僕は「このおっちゃん、したたかやなあ」と思っていましたが。まあ、4年間も囲っていれば本気になるのは当然だと思うので、それは全く構わないのですが、ただ、愛人をつくっている久我が、その愛人が浮気することを怒るのは、ちょっと釈然としないですよ。いくら生活費を出してやってると言ってもね。久我は、僕にとってはそんなに好感度が高くはない人物なんですよね。自分のことを棚にあげてるといいますか。
  半田くんのベストショットは、オープニング前の一連のシーン。特に美保との密会の場面は、台詞回しや表情は良かったと思います。「僕らはあのとき死んでおけばよかったな…」なんとも切ない台詞ですよ。この2人がしようとしていることは褒められることではないかもしれないけど、応援してやりたいなあと思うんですよね。次点は、vs久我@バーです。4年前の時よりも大人になった洋一がいました。今回は、このあげた場面以外でも、全体的に台詞回しが良かったです。

第15話 心痛い密会(10月18日放送)
  惹かれあう美保(前田綾香)と洋一(半田健人)。それを許さない周囲の人々。一般的な道徳観念からすれば、美保と洋一の行動は許されざる行為だし、批判されるべき行為なんですよね。ただ、これまでの経緯を考慮すると、僕はこの2人を批判することはできないし、許されない行為とも思えないんです。僕としては、美保と洋一が批判対象となるのならば、どちらかというと、美保を妾として囲ってる久我の方がより批判されるべき対象になるんですよね。久我が美保に対して優しいので、その行為が許されがちですが、冷静に見れば単純な不倫ですからね。もし本妻が気づいてなかったとしても、相手が気づいてなければ何をしてもいいのか?という話になってきます(あくまで比較の話で、僕は久我の行為を批判するつもりはありませんよ)。で、美保と洋一の場合は、周囲の力によって無理矢理に裂かれてしまったという訳ありなので、久我のような単純な不倫とは思えないのですよ。
  最も責められるべきは、自分たちの思惑通りにするために、二人の関係を引き裂こうとした凛子(松下萌子)、洋一パパ、ママだと思うのです。この美保と洋一の問題の原因は、彼らにありますからね。原因を作り出した張本人たちが、美保と洋一を責める光景を見るのは如何ともしがたい気持ちになりますよ。被害者でもある洋一は自分の行為と規範のズレに苦しんでいるのに、彼らは自分たちの所業に微塵も疑問を抱いてない。それどころか、未だに洋一のためだと思っている。とりあえず、凛子に「人の幸せを壊して許されるはずがない」なんて言う権利はない。洋一パパやママにも洋一が言うとおり、責める権利はありません。権利があるのは知子だけ。知子は本当にただの被害者なので、可哀相ですよ。美保と洋一が結ばれてほしいと思いますが、そうなると知子が哀れだしなあ…とジレンマです。
  あと久我ですが、彼は愛人をつくるということは、それは人が心変わりする、もしくは人は2人の人を同時に愛することが出来ることを知っているということでしょ?また、それを認めているものだと思っていました。だから、今回の美保に対する反応はちょっと驚きましたね。また、過去に愛は長さではなく深さだと達観したかのように言ったのも久我ですが、その比較も美保にさせていましたね。深さの洋一をとられて切れるとは思いませんでした。洋一の生存を美保に知らせなかったのは、美保のことを思ってもあるでしょうが、美保を自分のもとに縛り付けておきたかったからですね。
  と、こんなに長々と書いたのですが、ちらっと公式サイトのBBSをのぞいてみたら、この回だけに限らず、これまでの僕の感想は特殊なのかなあ…と思いました。薄々感付いてましたが(笑)でもまあ、いいや。これが僕ですからね(笑)
  半田くんのベストショットは、最初のvs洋一パパ。半田くんの力強い視線が印象的です。美保を抱いているシーンもいいですね。美保を抱いて目を閉じた洋一は非常に心穏やかな顔をしています。そして、最後の「罰なら〜」。洋一の苦悩が伝わります。

第14話 夢のような再会(10月15日放送)
  展開がはえーなぁ、おい。恐らく美保(前田綾花)と洋一(半田健人)が再会してから洋一が知子に離婚を切り出すまでの間に、ある程度の期間があったのだろうけど、それがあんまり感じられず、再会してすぐに離婚の切り出しに見えちゃうから、洋一が酷い奴に見えちゃうところがあるなあ。そこは、やはり時の経過を感じさせるような演出をするべきだったんじゃないかな。”4年後”というのもテロップでは示されたけど、実感できなかった。だから、もう誰も愛さないと言っていた洋一が、そんな言葉を忘れて、あっという間に結婚しちゃってて、子どももつくっちゃってるじゃん!と見えないこともない。でも、洋一も美保も4年間ずっと苦しんで、心は4年前で立ち止まったまま生きてきたんだよね。心は動かなくても、周囲が動いてしまうから、それに流されざるおえない。それが分かるような時の経過の描写があれば良かったのに…と思ったりする。残念。
  とか言いつつも、洋一の離婚の切り出しはそんなに酷いとは思ってない。知子はとばっちりを食らったような形で、可哀相だとは思う。でも、洋一の気持ちは分かるからなあ。相手を自らの意思で諦めたわけではなく、外部の力で仲を無理矢理裂かれてしまったわけだから、相手が生きていると分かったら我慢は出来ないよね。ましてや、心中までしようとした相手だから。美保、何で会いに行くねん!というツッコミもあるだろうけど、それを我慢しろと言うのも経緯を考えると酷な話だと思うし。僕としては、美保・洋一・知子の誰が悪いとはいえない状況。
  凛子(松下萌子)がまだ美保と洋一の件で首を突っ込んでくることは不思議。やっぱり美保が嫌いなんだろうかねぇ。あと久我さん、洋一の生存を知ったのならば、そんなに近くで住んでては駄目だよ。お金はあるんだろうから、せめてもっと離れたところに愛人宅を引越しさせなさいな。
  半田くんのベストショットは、蝉がミンミン鳴く中、美保を抱きしためたところ。特に「4年前のあのときから〜君を忘れたことなかったよ」表情や台詞回しがいいね。4年後になって、洋一の髪が短くなったけど、かえって若返ってしまったような、そんな気がする。

第13話 奪われた宝物(10月14日放送)
  互いに相手は死んだと諦めなくてはいけない美保(前田綾花)と洋一(半田健人)。生きてるのにねぇ…。僕はこういう胸が締め付けられるような切ないのは好きだ。これで最終的に2人が結ばれるのなら文句なしなんだけどね。そうはいかないのが分かってるのが辛いところ。いやあ、でも本当に前田&半田は良い雰囲気を出してると思うよ。一途さ、瑞々しさ、切なさetc.。この2人の話だけでドラマ1本作ってほしいぐらい。それぐらい、この2人が醸し出す雰囲気が気にいってる。
  何で分からないんだろうね?美保が死んだことにすると、洋一は自分を責めるに決まってるじゃないか。洋一を分かっていない田所一家。洋一の気持ちよりも自分たちの考えを大事にする田所一家。まだ、この期におよんで2人を引き裂こうとするんだよなあ。過去の経験を活かさない人たちだよ。ああ、なんか無性に腹がたつ。洋一パパとママの喧嘩は見苦しい。やはり洋一のことはどうでもいいんじゃないかと思ってしまう内容。けっ。凛子も、ちくったことを謝っていたが、あれは本心からじゃないだろ。単なる言い逃れでしかなく、「償う」なんて洋一と自分が結ばれるための手段でしかないんだろ。僕の中では、もう田所一家(洋一は除く)は最低集団だからね。美保と洋一の苦しむ姿を見ていたら、そう思うのは必然でしょ。ああ、なんでこの2人が結ばれないんだよぉ。高村光太郎の詩集を2人で読んでいた頃が、一番幸せだったのか…。僕のこの2人に対する思いれが加速度的に強まってきたなあ。
  久我の気持ちが僕は分からない。ああいう人って、本当に存在するんだろうか?
  半田くんのベストショットは、田所家に帰ってきたところかな。彼にはやっぱり華と眼力があるねぇ。いい目をしてる。他に、凛子に婚約破棄を伝えるところ。抑えた声と苦悩の表情が良い感じだ。そして、美保の死を告げられたところ。なんかこの表情いいなあ。以上の3つ。最近の洋一は苦悩する表情が多いけど、それが半田くんに案外似合うんだよね。

第12回 海に消えた恋人(10月13日放送)
  洋一(半田健人)が可哀相だ。
  凛子(松下萌子)の執念は、洋一への思いというよりも、もはや女としての意地にしか見えない。「お女郎には負けたくない > 洋一への愛」こんな感じ。そもそも、凛子が洋一の縄を解き、牢屋の鍵を洋一に渡してしまったから、洋一と美保(前田綾花)は駆け落ちしてしまったわけだ。更に、ころっと態度を変えて、2人の居場所を洋一パパにちくったから、2人は追い詰められて飛び降りてしまった。これは結果論になるけど、凛子が2人を飛び降りさせたようなもんだからね。自分の行動を省みることなく、必死に美保を責め続ける凛子の姿には、イライラが上昇。こいつ、早く痛い目にあわないかなあ。
  洋一ママ、こいつも結局は洋一の安否を心配するのではなく、凛子のこれからに腐心してるだけ。口では、凛子と洋一に差をつけたことはないと言っていたが、それはどうかなあ。これまでの洋一ママの言動を見ていると、凛子命だよね。この人。だから、袖の下でお金を渡して、人の子どもを勝手に堕胎させるような悪魔の選択が出来る。凛子の親としては、責められないのかもしれないけど、洋一のことを思ってじゃないわな。
  洋一パパ、こいつはまだ洋一に対する愛情を感じるが、凛子と同じで、2人を確実に追い詰めていった自分の行動を省みず、美保にあたりつづけている。イライラするね。まあ、親ですから、美保を多少は責めるのは当然。でもね、洋一の親ならば、洋一がうったえかけていたことを、この時こそ、考えてやるべきだろう?一言目には「お前のために、お前のために」って自分の考えを押し付けてるだけで、洋一の気持ちを考えてやろうとはしないんだよね。洋一は自分の考えに凝り固まった親の犠牲者だわな。
  洋一が消えて分かったのは、本当に洋一を愛しているのは美保だけ。洋一が可哀相だ。一人だけ生き残ってしまい、錯乱する美保も可哀相だ。この2人は出会わないほうが楽だったんだろうなあ。それとも、これだけ愛すべき人と出会えたことは幸せだと思うべきなのかな。

第11回 愛の逃避行(10月12日放送)
  あ〜あ、美保(前田綾花)と洋一(半田健人)が飛び込んじゃったじゃないか。力ずくだけでは、物事は解決しないんだよ、洋一パパ。凛子(松下萌子)がなあ…。あのまま終わってくれたら、美保と洋一は結ばれることができたのに。洋一ママの説得でころっと態度を変える凛子が憎いぜ。そして、説得してしまった洋一ママが憎いぜ。
  今回は、あまり感想がないんですよ。単純に追い詰められていく美保と洋一が可哀相だなあと。2人で追っ手から逃げるために薄暗い森林のなかを走る姿は、内容とは裏腹に綺麗なシーンでした。それが更に切なさを募らせるのかもしれない。美保と洋一のベッドシーンがありましたが、彼らのこれ関係のシーンって、やらしさがなくて、妙に綺麗なんですよね。清純な感じ。
  一人で逃げる・生きていくと言う美保を説得する洋一。このような場面は何度かありましたが、このときの彼の説得の内容はどれも、ようやく美保に言ってくれたという思いで、僕は嬉しかったですよ。赤ちゃんは美保だけのものではなく、洋一のものでもあるわけですし。胸のつっかえがとれた気分です。
  洋一の腹の刺し傷や美保の妊娠を無視して、疾走してたりやあんなことをしてることを指摘するのは、仮面ライダーの現場の到着時間の速さを指摘するようなものかと思いました。
  半田くんのベストショットは、牢屋の中で美保を説得するところかなあ。洋一の凛々しさや決意がよく表れてたように思ったんですよね。次点は、最後の飛び込むところ。他に、凛子に涙するところも好きなんですが、半田くんはもしかしたら泣きの演技は苦手だろうか?涙が流れていることがはっきり分かれば、あのシーンがベストショットだったんだけどなあ。あと、伊豆の別荘に到着直後の美保と洋一のシーンなんですが、あのときの半田くんの台詞がちょっと聞きとり難かったですね(僕のヒヤリング能力に問題があるのかもしれないが)。半田くんはもともと滑舌は悪くないと思うのですが、何でかなあ?あのシーンも表情とか良かったので、台詞がはっきりと聞きとれたらベストショットだったんですが。って、どんだけベストしょっとがあんねんという話ですね(笑)

第10回 決死の逃亡…(10月08日放送)
  うーん、僕は真剣に見てたんですよ。「愛のソレア」にはまってますから。そうじゃないと、毎日こんな感想はかけません。ですがね…晃ちゃん…死んでるのに瞼をピクピクさせちゃいけません。晃の唐突の死に「えええ〜!」とベタな言葉が自然と口をつくほど驚いていたのに、あなたのその瞼のせいで一気に現実の世界へと戻ってきてしまいました…。もう僕の目には晃の遺体は、急性アルコール中毒で顔が真っ青になった男の子にしか映りませんでしたよ。ああ、せっかくの盛り上がりのシーンがぁ!!損した気分だなあ。
  冒頭の瞼ショックを引きずったまま、それ以後を見ていたので、いつもほど感想がわいてこないのが実状だったりして。そのせいなのかもしれませんが、今回は展開が荒かったように感じました。いくらなんでも、「美保(前田綾花)が娼館から脱走して、その追っ手に追いかけられて捕まった」というのは、あれだけの描写では分かりにくいと思いますよ?僕は一見、また美保は凛子(松下萌子)の手下に襲われてるのかと思いました。他にも何箇所か、いくらなんでも…と思ったところがありました。
  久我(長谷川初範)さん、あなたは美保の脱走を見逃すのではなく、借金の肩代わりをしてやれば良かったんじゃないかなあ。冷静な久我らしくないです。洋一パパが美保に言ったことは確かにそうなんですよね。親の立場、経営者の立場からすれば、洋一パパは美保の被害者ですよ。弟を失って自分がお女郎でいることの意味がなくなったとしても、借金の踏み倒しはまずい。恩を仇で返すとはこのことです。洋一パパやママは決して悪い人じゃないんです。美保がもっと上手く立ち回ることができればよかったんですけどねぇ。でも、人というのは、感情が昂ぶると恐ろしく非合理的な行動する生き物ですからね。今回の美保はある種、とても人間らしかったのかもしれません。
  半田くんのベストショットはないっすね。今回は洋一の出番が本当に少なくて、これというものが見つけられませんでした。残念です。
  なんか、いつも以上に屁理屈臭い感想になってすみません。次回、洋一と美保がどうなるか楽しみです。3日も待たないといけないのが辛いですが。

第9回 襲撃事件の黒幕(10月07日放送)
  おいおい、洋一(半田健人)が刺されましたよ。ぶすりと。いやいや、けんけんぱっしてる場合じゃないですよ、キミ。ちゃんと謝りなさいよ。完璧な逆恨みなんだから。洋一は恨まれるようなことは何一つしてないのになあ。むしろ、晃の味方のはずなんだけど。美保もそうだが、洋一も不幸の星のもとに生まれたのかもしれない。
  このドラマは、相手を思えば、それだけ相手を傷つけ追い詰めていきますね。例えば、今回の晃の刺傷事件も、姉の美保(前田綾花)を思ってこその洋一への一刺しですよね。それが、また美保の立場を悪くしていく。美保が自分のためにお女郎になっていることへの涙も、姉を思っているからこそだろうけど、その涙が思いとは裏腹に美保を責めることになる。弟の件は、美保が可哀相でしたね。彼女にしたら、全ては弟のためにしてきたことなのだから。
  なんか、もうこうなってきたら、美保・洋一・凛子(松下萌子)のうち一人誰かが姿を消すしかないですね。それしか、この状況を収める方法はないような気がしてきました。相手を思っている限り、その相手を傷つけ続けますよ。切ないですよ、これは。切なすぎますね。
  今回は、美保・洋一・凛子が互いに理詰めで問い詰めあう場面が多かった気がします。なかなか面白かったですよ。化かしあいで。美保vs凛子は、凛子のほうが一枚上手な感じがしますね(レモンの香りがするわねって、凛子流のボケかと思いました)。洋一はさすが優等生だけあって美保・凛子に勝ってるんですが、基本的に優しいから押しが弱いっすね。
  半田くんのベストショットは、晃に刺されたところ。あの状況でも、美保や晃のことを考えてやる洋一が単純にカッコいいヤツだなあと思いまして。次点は、冒頭部で美保に「助けてくれてありがとう」と言われたあとの表情。「ぼくの?ぼくの?」これも洋一っぽくていいなあ。

第8回 予期せぬ妊娠(10月06日放送)
  美保(前田綾花)の妊娠よりも何よりも、澄江(坂上香織)の無理心中に驚きました。彼女は、美保を陰ながら支える人物だと思ってたんですが、まさかこんなにも早く退場とは…。予想だにしてませんでしたよ。
  今回は話の展開や場面のつなぎが雑だったように思います。展開が速いのはそういうものだと理解してるから別にかまわないんです(例えば、立ち直りが早いとか、バレルのが早いとか、そういうのは構わない)。でも、雑なのはいただけないなあと思うんですよね。澄江の事件なんか、意図は分かりますが、あまりにもとってつけた感が強すぎますよね。あの絵描きがせめて前回から登場していれば、もう少しスムーズに展開できたように思うんですが。他に場面と場面のつなぎも雑で、どの場面も余韻が足りませんでした。これまでは、少なくとも美保・洋一(半田健人)の内面は多少は足りない部分はあるにせよ、速い展開の中で上手く描けてたと思うんですが、今回は話を展開するのに必死な感じがしました。編集が下手うってるような、そんな印象です。
  僕は美保が理解できないです。彼女は洋一に自分のことを諦めさせときながら、彼の子どもは久我の金の力を頼ってまで育てるつもりなんですか?普通に考えて、久我に失礼。そこまで甘えときながら、美保は久我を愛しておらず、洋一に未練がある。それに、万が一、久我に何かがあった場合、自分と弟2人で生きていくだけで大変だったのに、それに赤ん坊が加わった日には…。後先を考えているようで考えてないですよね。
  美保は、要所々々で自分本位な選択をするなあと思います。その結果として、洋一が揺さぶられ、傷つけられる。これは結果論ですが、美保の中途半端な決心が元となり、状況は一旦収まりかけたのにも関わらず、新たな悲劇が起きるわけですよね。うーん、美保がどうしても好きになれないです。それは僕が男だからなのか、それとも洋一に肩入れしているからなのか…。女性の視点からみれば、美保は共感できる女性なのでしょうか?
  半田くんのベストショットは、冒頭部で美保に「結婚おめでとうございます」と言われたあと。次点は洋一と凛子(松下萌子)のツーショットの写真を撮っているところ。セリフ回しが随分しっくりしてきました。あとは動きかなあ。ファイズのときと比べて、やや遠慮がちに動いてるような、そんな風に見えますね。マルチカメラで撮影してるからですかね?

第7回 愛を略奪する罠(10月05日放送)
  美保(前田綾花)・洋一(半田健人)、そして洋一を奪うために汚い手を使った凛子(松下萌子)も含めた3人みんなが、なんだか可哀相に見えた回でした。
  凛子は、あんな汚い手で洋一を自分のものにしても満足なのだろうか?と思うところがあるけど、彼女としたら、そこまで必死ということなのかなあと今回は素直に思えたんですよね。なんでだろう?
  美保は、洋一との恋の件に関しては一方的に悲劇のヒロインをされるとひっかかるのですが、「恋は終わりました」と泣きながらに言われると、美保も辛かったのだろうなあと今回は素直に思えたんですよね。なんでだろう?
  洋一に関しては、僕はいつも彼に肩入れしてますので(笑)、今回もいつもどおり切ないなあってね。洋一が父親に「心が大事なんだ」「美保と生きていけたら、幸せだと思ってた!」ってところなんか、哀しいなあと思うんですよ。僕は、こういう青臭いセリフが好きなんです。彼にとっては美保が全てだったわけで。意図的に誰かを傷つけることがなく、そしてあまりにも純粋で真っ直ぐな彼が発するからこそ響くんです。凛子に自分の気持ちを伝えるときも、彼の真っ直ぐさが辛い。このシーンを見ていると、実は一番振り回されてるのは洋一なんじゃないかと思えてきました。
  美保、洋一に悪態つく→洋一、酒におぼれる→凛子、罠をはる→洋一、凛子と結婚することを決める。この展開が異常に速いです。普通のドラマなら許されないでしょうが、展開の速さを売りにしている昼ドラマなら、ありかなあと僕は思います。昔のジェットコースタードラマで慣らされているというところもありますが。
  半田くんのベストショットは、凛子に対して語るところです。これは、今までの半田くんの役者人生の中で、最長のセリフだったのではないでしょうか?上手くできてたと思います。次点は、父親に自分の思いをぶちまけるところ。洋一の感情がセリフによくのっていました。今回はどちらかというと表情よりも台詞まわしに惹かれました。半田くんは、ファイズのときと比べて、台詞回しのスキルがあがってますね。それを実感した回でした。

第6回 駆け落ちの誘い(10月04日放送)
  これまでと比べたら、展開が遅め。久我(長谷川初範)、澄江(坂上香織)、富江(伊藤昌子)といった美保(前田綾花)の味方が現れて、ややホッとしました。
  ああ、凛子(松下萌子)が忌々しい。彼女の言っていることの中には正論もあるけど、それは洋一(半田健人)のためにではなく、自分自身のために言ってるんだよね。そこが一々癇に障る。回がすすむにつれて、凛子が疎ましく感じるようになってきました。僕が番組にはまってる証拠ですね(笑)
  僕は、やっぱり美保が「あなたとの思い出だけで生きていける」というようなセリフをはく度に、自分本位な奴だなあとイライラしてしまうんですよ。洋一のことを本当に思ってるなら、あの時抱かれることなく去っていくべきだったと思うんですね。このことがあるから、僕は彼女の言葉を素直に受け取れなくなってしまってます。最後、洋一に悪ぶるのも、洋一のためではなく、金のためではないかと思っちゃったりします。
  パトロンを手に入れたのだから、久我に金銭的援助をしてもらいつつ、美保と洋一はこっそりと隠れて付き合ってしまえば丸く収まりそうだと思うんですが、不器用な美保と洋一では無理な話ですよね。純情というのは諸刃の剣っすね。
  僕自身が青臭いせいか、洋一の発言はそんなにおかしいと思わないし、「駆け落ちしちまえしちまえ、2人で暮らすのは無理だったら、またそのときに考えちまえ」と野次に似た思いで見てました(笑)
  半田くんのベストショットは、美保とのキスのシーン。特に突き放されたあと。彼には切ない表情が似合う。次点は、凛子に美保が女郎になったと告げられたところ。最後の美保と洋一のシーンも良かったかな。半田くんは全体的に表情がよくなってきました。
  内容はドロドロしてるのに、どこか爽やかで清潔なドラマだなあと思う今日のこの頃です。

第5回(10月01日放送)
  洋一(半田健人)と美保(前田綾花)はやっぱり結ばれないんですかね。キスを交わして抱き合う2人を見ていると、切なくて切なくて…。あの2人のシーンが好きなんですよ。軽口を叩く美保だけど、一途な洋一に惹かれてるんですよね。金さえあれば、こんなことにならなかったんだろうと思うと、まさに貧乏が憎い。
  僕は、美保がお女郎になることがどれほど悲壮なことなのかは、本当の意味では分かってないんです。可哀相だとは思うんです。でも、それはどこかリアリティを伴わない感情なのです。分からないんです。どのような気持ちなのか。だって、自分は女ではないから。しかし、自分の愛する女性がお女郎になることの苦痛は分かるんですよね。それは、自分が男だから。だから、僕としては美保よりも洋一の方が感情移入してしまうし、気持ちが分かるんです。
  美保は自己犠牲的な女性だけど、こと洋一に対しては自分勝手だと思うんですよ。だって、自分は洋一に抱かれたという思い出だけで生きていけるかもしれないけど(美保にとっても辛いことだと思いますが)、洋一もそうとは限らない。一晩を共にしたとき、洋一は美保の決心を知るはずがないし、一夜限りで美保と別れる心構えなんて出来てるはずがない。洋一は、いつまでも二人でいるつもりで美保を抱いたと思いますよ。だから、今更美保に何を言われようとも、その気持ちを抑えることが出来るはずがない。どんな理由があれ、諦めろという方が自分勝手。美保は自分の気持ちや状況を優先するばかりで、洋一の気持ちは何も考えていないように見えます。おかれている状況は美保の方が過酷なんですが、自分としては一途に愛そうとしても届かない洋一の方が切なくて、可哀相だなあと思うんですよ。
  半田くんのベストショットは、キスをして抱き合うシーンですね。次点としては、俺は何も出来ないと苦悩するシーン。他にも好きなシーンはイッパイありまして、どちらかというと、この回の半田くんの出演しているシーンは全部好きなんすよ。

第4回(09月30日放送)
  互いに愛し合う洋一(半田健人)と美保(前田綾花)だけど、二人の生い立ちやおかれた状況の違いのせいで、考え方に齟齬が生じ始めた感じ。美保は自分のおかれている厳しい現実を理解しているし、生き抜くためには綺麗なままではいられないことも分かってる。洋一は、坊ちゃん育ちなので、美保のおかれている状況の厳しさを真には理解できていないところがある。だから、真っ直ぐで優しい洋一は美保に奇麗ごとのようなことを言ってしまう。それを受け入れられない美保。理想主義の洋一と現実主義の美保といった感じなんだろうか。これからは、この洋一と美保のスタンスの違いが、更なる悲劇を生み出すのかなあと思いつつ、見てました。
  ハサミを首もとにあて脅しをかける美保に、荻野目慶子をみました(笑)美保の弟を思う気持ちは痛いほど伝わってくるし、四方八方ふさがりなのも分かるけど…。あれだけ愛してくれている洋一がいるのだから、もう少し洋一を頼ってやってもいいんじゃないだろうか?愛している人が自分を頼りにしてくれず、さらに変わっていく様を目の当たりにすると、男としては寂しいし辛いと思うよ?
  半田くんのベストショットは美保に「あなたにはこの本当の意味は分かってない」といわれた後の表情かな。ハサミをもった美保を説得するところもいいですけどね。洋一としては、生き方に惹かれて好きになった人が、その生き方をまげ、しかも自分が嫌っている仕事に手を染めようとしているのが耐えられない。その気持ちは分かるから、たとえ洋一の言葉が奇麗事であったとしても、彼を応援したいなあと思うんだよね。半田くんの演技をみていてそう感じました。
 それにしても、ああ、凛子が腹立たしい。

第3回(09月29日放送)
  いやあ、スゴイ展開の早さ。まさにジェットコースタードラマですね。前田&半田コンビが体を張って頑張ってました。まさか第3回にして、洋一(半田健人)と美保(前田綾花)が一夜を共にしてしまうなんて、思ってもいませんでした。このベッドで抱き合い眠るシーンは、その現実離れした感のある清らかさと美しさに少しばかりビックリしました。このシーンは、冒頭の自己中心的な欲望が露わになった叔父と美保の汚れたシーンと、何から何まで対照的でした。
  二人で線香花火をするシーンもよかったですね。結ばれない二人がまさに線香花火のようにとても切なくも美しい。絵的にはまってました。今回は、とにかくはまっているシーンが多く、前田綾香さんや半田くんの素材のよさがいかんなく発揮された回だったと思います。
  僕は、あまり絵的に美しいなあとか思うことはなかったんですが、ファイズで半田くんに出会ってから思うことが多くなりましたね。ここぞという場面を絵的に美しくする(もしくはカッコよくする)、これは半田くんの才能だと思いますね。その整った容貌だけではなく、ムードや表情がここぞというときに”はまる”んですよ。…ちょっと褒めすぎた気がしますが、それぐらい今日は良かったなあと思うんです。
  半田くんのベストショットは、愛の告白(ランニングシャツver.)ですかね。やはりポイントは澄んだ真っ直ぐな目。あの目で、テレビの前の主婦数名が陥落したんじゃないっすかね(笑)
  美保は弟くんを置いていってしまったけど、連れて行ってあげたほうが良かったんじゃないかなあ。もともと彼は姉と共に住みたいからこそ、残ったわけだし。
  最後に、叔母と叔父がむかつく。そして凛子が激しくむかつく!嘘をついてるんじゃねーっちゅうの。洋一と美保が可哀相じゃないかあ(涙)

第2回(09月28日放送)
  洋一(半田健人)と美保(前田綾花)があまりにも優しく爽やかなので、内容はドロドロで過酷なのですが、爽やかな純愛ドラマの雰囲気があります。そこが魅力なのかもしれません。今回は美保が大ピンチの場面で終わったのですが、不思議と後味は悪くないんですよ。
  僕は洋一と美保の二人のシーンが非常に初々しくて好きなんです。今回だと、二人で一冊の本を読むところがいいですね。とても綺麗な場面です。そこに凛子(松下萌子)が乱入しちゃうんだもんなあ…。想像していた以上に凛子は攻撃的で、これから彼女がどのような行動に出るのかハラハラします。
  半田くんのセリフまわしが徐々に馴染んできました。「人のことは言えないか〜」が今回のベストショットっすね。彼の遠くを見る澄んだ瞳とセリフの内容がうまくマッチしてました。次点は「だから息苦しいんだ」。苦悩を「目」だけで表現してましたね。半田くんの目は、本当に飽きない。

第1回(09月27日放送)
  いよいよ始まりました、「愛のソレア」。第1回は、美保(前田綾花)と洋一(半田健人)の取り巻く状況と、2人の運命的な出会いが描かれていました。前田&半田コンビのおかげなのか、想像していたよりも爽やかな印象を受けました。醜い人物が多いなか、心清らかなこの2人が結ばれることを祈りたいのですが、それはかなわないことが視聴者にはすでに明らかになってしまっているので、もうすでにこの2人を見ていると切ない気持ちになります。
  主演格の2人は役柄にはまってますね。前田綾香さんは、やや地味ながらも確かな美しさが垣間見れます。過酷な状況に追い込まれながらも、力強く生きる美保そのものですよね。一方、半田くんは華やかさと存在感、清潔感が抜群で、育ちの良い坊ちゃんそのものでした。半田くんが、巧(仮面ライダー555)や杉内刑事(新・科捜研の女)とは全く違った雰囲気をまとって洋一を演じてることに驚きました。別人のようですよ。そのせいか、洋一をみていても、巧を思い出すことはありませんでした。まさか、半田くんがこんなに洋一役にはまるとは思ってませんでした。
  次回は、いよいよトラブルメーカーの凛子()の本格的登場。楽しみのような…、怖いような…。



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